年収を盛ってエリート婚活パーティーに参加｜30歳男性が体験した違和感と後悔

婚活パーティーに参加するとき、少しでも有利になりたいと考える人は多いですね。

その中で「年収を少し盛る」なんて話も聞きますが、実際にやってみるとどうなるのか？

今回は、30歳の高橋亮さん（仮名）に話を伺いました。

彼はエリート限定の婚活パーティーに参加するために、年収を高めに申告して挑戦しましたが、会話が合わずに撃沈したそうです。

エリート婚活の場では、単に年収が高ければうまくいくのか？

婚活アドバイザーゆか

その場の雰囲気や、女性が何を求めているのかについても詳しく語ってもらいました。

高橋さんのプロフィール

—— まず、簡単に自己紹介をお願いします。

高橋亮（仮名）です。30歳で、都内のメーカーに勤めています。職種は営業ですね。婚活はこれまでアプリ中心でしたが、今回はパーティーに挑戦してみようと思いました。

—— なぜ婚活パーティーに参加しようと思ったんですか？

アプリだとやりとりが面倒で、メッセージの段階で終わることが多かったんですよね。パーティーなら一度にたくさんの女性と直接話せるし、短期間で出会いのチャンスが増えると思いました。

—— どんな婚活パーティーだったんですか？

都内の高級ホテルのラウンジで開催された、エリート限定の婚活パーティーです。男性の参加条件は「年収800万円以上or医師・弁護士・経営者」みたいな感じでしたね。参加費は男性1万5000円、女性は5000円くらいだったと思います。

—— 参加する前はどんな期待がありましたか？

エリート系の婚活パーティーなら、結婚を真剣に考えている女性が多いんじゃないかと思いましたね。それに、こういう場に行けば自分もハイステータスな男性に見えるんじゃないかと思って、少し自信を持っていました。

—— 実際の年収はいくらなんですか？

本当は600万円くらいです。でも、800万円以上じゃないと参加できないので、少し盛って申し込みました。収入証明の提出はなかったので、自己申告でOKだったんです。

—— 年収を高く申告するのに抵抗はなかったですか？

最初は少し悩みましたけど、婚活市場では年収が大きなポイントになると聞いていたので、どうせなら少し盛って有利にしようと思いました。800万円って言っておけば、女性の見る目も変わるかなと期待してましたね。

—— 会場に入ってみて、どんな印象でしたか？

まず、男性陣が全員シュッとしてて、雰囲気が違いましたね。スーツも高級そうだし、時計や靴もこだわってる感じでした。いかにもエリートっていう空気があって、自分が場違いじゃないかと不安になりました。

女性もみんな華やかで、服装もブランドものっぽいし、雰囲気が洗練されてましたね。

—— どんな女性と話しましたか？

最初に話したのは30歳の女性で、外資系のマーケティング職の人でした。「普段、どんなお仕事されてるんですか？」って聞かれて「営業です」と答えたら、「どんな業界ですか？」と深掘りされました。そこでメーカーと答えたんですけど、なんとなく反応が微妙でしたね。

次に話した女性は「将来は海外移住も視野に入れていて、仕事をしながら投資もしてる」と言っていて、すでに視点が違うなと感じました。正直、会話についていけなかったです。

—— 他の男性たちはどんな雰囲気でしたか？

余裕がありましたね。外資系のコンサルとか、医師とか、実際にエリートな人たちは、自信を持って女性と話してました。みんな自然に「〇〇投資してて」とか「仕事で海外出張が多いんですよね」みたいな話をしてて、すごくスマートでした。

それに比べて、自分は終始緊張してて、会話もうまく広げられなかったです。

—— どんな男性がこの場に合ってると思いますか？

やっぱり、本当にエリートな人ですね。年収だけじゃなくて、仕事や生き方に自信がある人じゃないと厳しいと思いました。ただお金があるだけじゃなく、話の内容や雰囲気から「成功者感」が出てる人が人気でしたね。

—— これからはどんな婚活をしようと思いますか？

自分に合った場を選ぶのが大事だなと痛感しました。エリート婚活ではなく、もう少し普通の婚活イベントや、趣味が合う人と出会える場に行こうと思います。

高橋さんの体験談から、エリート婚活パーティーは単に年収が高ければいいわけではなく、雰囲気や会話のレベルも求められる場であることがわかりました。

年収を盛ったとしても、会話や考え方が合わなければ違和感が生まれ、結果的にうまくいかない可能性が高いですね。

婚活は、無理に背伸びするよりも、自分に合った場所を選ぶのが大切です。

婚活アドバイザーゆか

婚活を考えている人は、自分が自然に振る舞える場を見つけることを意識すると、いい出会いにつながるかもしれません。