婚活パーティーで素敵な人とマッチングして「よし、これからだ」と思った矢先に、相手から想定外の話をされた…そんな経験、実は少なくないんですよね。
今回は36歳の坂井翔さん(仮名)にお話を伺いました。
彼は婚活パーティーで出会った女性とマッチングしたものの、後から「バツイチで子どもがいる」と告げられたそうです。

彼の戸惑いや本音、どう気持ちを整理したかをじっくりお話してもらいました。
坂井さんのプロフィール
—— まずは自己紹介からお願いします
坂井翔(仮名)です。36歳で、都内の物流系の会社に勤めています。部署異動で営業になってからは仕事が忙しく、出会いがほとんどなくなっていました。
—— 婚活を始めた理由は?
30代半ばになって、同世代の友達が結婚ラッシュに入ったんです。そこから「そろそろ自分も動かないと」と思い始めました。最初は婚活アプリも考えましたが、メッセージのやり取りが面倒に感じたので、直接会える婚活パーティーに参加してみました。
初めての婚活パーティー参加と当日の雰囲気
—— 実際に参加してみてどうでした?
最初はめちゃくちゃ緊張しました…。受付からずっと「大丈夫かな…」って感じでしたけど、会場は明るい雰囲気で、意外とみんな普通に和やかに話していましたね。
女性も男性も真剣な方が多くて、アプリよりは安心感がありました。ただ、最初の3人くらいは会話が続かなくて心が折れそうでした(笑)
マッチング成立と彼女とのやり取り
—— そんな中で彼女とは?
はい、中盤くらいで話した女性が今の彼女でした。最初に話した瞬間に「話しやすいな」って思ったんですよ。笑顔が素敵で、会話のテンポも合って、自然と盛り上がりました。
趣味も似ていて、休みの日の過ごし方や食べ物の好みも共通点が多かったので、話しててすごく楽しかったです。結果、見事マッチングできて、その日はすごく嬉しかったです。
デート後に明かされた「バツイチ・子持ち」の事実
—— そこからどんな展開に?
マッチング後すぐにLINE交換をして、翌週には初デートに行きました。食事も楽しくて「これはいい感じだな」って思っていたんですが、帰り際に突然「実はバツイチで子どもがいます」と言われました。
頭が真っ白になりました…。全く想像していなかったので「え…?」って素で声が出ました。彼女も「最初に言うべきだったんですが、なかなか勇気が出なくて…」って申し訳なさそうにしていて。
正直、ショックというよりも、なんで最初から言ってくれなかったのかってモヤモヤしましたね。
彼女が告白を後回しにした理由
—— 彼女はどうして黙っていたんでしょうか?
彼女は「最初から言ったら、絶対引かれると思って怖かった」と言ってました。それを聞いて、確かに気持ちは分かるなと思ったんです。
子どもがいるとハードルが上がるのは事実ですし、それで相手に敬遠されるのも彼女は分かっていたんでしょう。ただ、こちらとしては「それでも最初に知っておきたかった」というのが本音でした。
その後の関係と自分の気持ちの整理
—— そこからどう気持ちを整理したんですか?
めちゃくちゃ悩みました。でも「彼女自身はすごくいい人だし、子どもがいるからってその人の価値が変わるわけじゃない」と思ったんですよね。
なので、正直に自分の不安や戸惑いも全部伝えた上で、改めて「少しずつお互いのことを知っていきたい」と伝えました。彼女も「ありがとうございます」って泣いて喜んでくれたのが印象的でした。
婚活パーティーに対する本音と今後への考え
—— 今振り返って、婚活パーティーについてどう思いますか?
正直、最初は「怖い場所」って思ってましたけど、実際はちゃんと真剣な出会いの場だと感じました。ただ、やっぱり相手の事情を知るタイミングって大事ですね。
でも、そういう部分も含めて、直接会って話せるからこそ分かることも多いです。今は彼女と交際を続けていて、子どもとも少しずつ距離を縮めています。焦らず、ゆっくり進めていきたいと思っています。
まとめ
坂井さんのお話から、婚活パーティーは「ただ出会うだけ」じゃなく、相手の事情や背景を含めて相手を知っていく場なんだと感じました。
想定外の出来事があっても、しっかり向き合うことで前に進めることもあるんですね。

婚活は不安や戸惑いがつきものですが、一歩踏み出すことで見えてくる世界もあるのだと思います💐