「ハイスペ男性限定」と書かれた婚活パーティーに期待して参加する女性は多いですね。
見た目や職業、年収などが条件に合った理想的な男性と出会えると思って足を運ぶわけですが、いざ現場に行ってみると「全然ちがうじゃん…」とガッカリするケースもあるようです。
今回は27歳の小林亜美さん(仮名)にお話を伺いました。
彼女は「ハイスペ男性限定」と書かれていた婚活パーティーに参加したものの、実際にいたのはごく普通のサラリーマンばかり。

「これはもう宣伝詐欺じゃないか」と感じたリアルな体験を語ってもらいました。
小林さんのプロフィール
—— まず簡単に自己紹介をお願いします。
小林亜美(仮名)です。27歳で、都内の出版社で働いています。婚活はアプリをメインにやっていたんですけど、あまりピンとくる出会いがなかったので、今回友人に誘われて初めて婚活パーティーに参加してみました。
—— なぜハイスペ限定の婚活パーティーを選んだんですか?
正直に言うと、やっぱり年収とか職業って気になりますよね。結婚を意識してるからこそ、生活水準とか将来性を考えて、ある程度のスペックを求めたいなと思っていたので、ハイスペ男性限定と書かれていたら期待しちゃいますよ。
参加した婚活パーティーの詳細
—— パーティーの内容について教えて下さい。
場所は表参道のおしゃれなカフェでした。開催時間は午後6時からで、女性は参加費2000円、男性は1万円以上だったと思います。「年収800万以上・上場企業勤務・士業限定」といった触れ込みがWebサイトにしっかり書いてあって、正直かなり期待してましたね。
—— 参加条件が明確なら信じてしまいますね。
はい、完全に信じてました。「これなら理想的な出会いがあるかも」とテンション上がってました。会場に入るまでは…。
パーティー当日の雰囲気と違和感
—— 会場に着いて最初に感じた印象は?
おしゃれな空間ではあったんですけど、男性陣を見た瞬間「あれ…?」ってなりました。スーツを着てる人もいれば、私服で来てる人もいたし、正直言うと“エリート感”みたいなものが全然なかったんです。
—— それは期待とのギャップが大きかったですね。
はい、大きすぎました。おしゃれなレストランでの婚活パーティーっていうより、ちょっとした合コンに近い空気でしたね。
ハイスペックと呼べない男性たち
—— 実際に話した男性たちはどうでしたか?
最初に話した方は、都内の中小企業に勤めている営業職の30代の方でした。聞けば年収は500万円くらいとのことで「いやいや、それって一般的には悪くないけど、このパーティーの条件とは違うよね?」って心の中で思ってました。
別の男性も「最近転職して今は年収450万くらいです」と普通に話してきて、あれ?この会場って“ハイスペ限定”だったよね?って疑問しかなかったです。
会話を通じてわかった現実
—— 会話の内容で「違うな」と感じた瞬間は?
たとえば、「投資とか興味あります?」って聞いたら「いやー、貯金もあんまりできてないから無理っすね」って返ってきて。いや、それハイスペの返しじゃないでしょって思いました。
将来の話をしても「今はとにかく仕事が忙しいから彼女どころじゃなかった」とか、「親からはそろそろ結婚しろって言われてるけど、まだピンと来てなくて」みたいな感じで、結婚に対して真剣な雰囲気もあまり感じられなかったんですよね。
他の女性参加者の声
—— 他の女性たちはどんな反応でしたか?
みんな同じこと言ってました。「ねえこれ、普通のサラリーマンばっかりじゃない?」とか、「私、全然プロフィール見てなかったから気づかなかったけど、これって詐欺じゃない?」って話してましたね。
中には運営に「これって事前の告知と違いませんか?」って直接聞きに行ってる人もいました。でも曖昧な返事で、結局うやむやでしたね…。
運営会社への不信感
—— 主催者側の説明はありましたか?
名札には名前と職業しか書かれてなくて、年収なんて誰もチェックしてなかったです。あとで調べたら、どうやら「自己申告制」だったみたいで、それじゃあ意味ないですよね。誰でも盛って申告できるし、運営が本当に審査してるのか怪しかったです。
小林さんが次に考えている婚活方法
—— 今後はどんな婚活をしていきたいと思いますか?
もう、名前だけで釣るような婚活パーティーは信用しないです。きちんとした企業が運営していて、本人確認や収入証明が義務になっているような場所を選びたいですね。結局、相手の肩書きじゃなくて、ちゃんと誠実に向き合えるかどうかが大事だなって思いました。
まとめ
小林さんの体験談から見えてくるのは、「ハイスペ男性限定」とうたっておきながら、実態はまったく違う婚活パーティーも存在するということです。
参加前に条件を信じてしまうのは当然ですが、実際に行ってみると宣伝内容とのギャップにガッカリすることもあるんですね。
婚活の場を選ぶときには、言葉だけのキャッチコピーではなく、運営の信頼性や仕組みをしっかり確認することが大事です。
婚活を始めようとしている人は、まず「誰がどのように運営しているか?」を見極める目を持つことが、自分を守るためにも大切なのかもしれません。
宣伝に踊らされず、本当に自分に合う出会いを探す。

それが結局、納得のいく婚活につながる近道なのかもしれませんね✨